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視線の先にはあなたが
第3章 雰囲気

サクサクと仕事をこなし定時も近くなった頃
新人さん、やらかしちゃいました…いつの資料?て思うくらいの乱雑な数字…泣くばかりで要領得ないから、退社させちゃて…

みんなで手分けして
なんとか現在まで、蘇らせた、「この子の教育係り誰?」
「さぁ~」ペアにしてみれば1人ぶれる
「部長、ペアぶれる事あるんですか?」
「ないと思うが…、お疲れ様、後は僕がやっておくから帰っていい」

「お疲れ様~」みなぞろぞろと帰って行った。

「部長…」
「2人の時は名前で呼んで欲しい」
「隼人さ…」口を塞がれ優しいキスを…見つめてまた口に落とした。
「翠…ありがとう」また唇を…

ウンゴホン
「おまいら、会社だぞ、独り身の俺に配慮はないのか?なかなか来ないから迎えに来たぞ」

「神原、すまん新人がやらかしたから、今日は翠と飲んでくれ」

「えー神原さんと2人で?本気で言っているわけ?」

「3人で終わらそう」

「神原さん、教育係りってペアでしょう?1人ぶれる事あるんですか?これ起こした新人さんの教育係りがいないと言うのも変だな~てね」

「上原、その名前は」
2人でごそごそ何かしら話している…
「神原、頼む」
「まかしとけ」
「隼人さん…神原さんって何者?」
「翠は知らなくともいいんだよ」
「ずるい…私も仲間でないの?」
「本人から聞いたら?」
夜遅くまで、かかってやっと終わった
「2人ともご苦労様」

隼人さんには、また唇に…
神原さんにはほっぺに
「僕も口に欲しいな~」
「一度切りだぞ」

神原さんは翠に唇重ねた…
名残惜しいように…

「隼人さん…」
「ん?」
「帰るね~お疲れ様」
「おい待ち、一緒に行動するからね~」
「なんで?」
「まだまだ、受付嬢の怨念があちこちにいたって話」
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