この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白い背中と君の藍
第8章 コーヒー◇優しい気持ち
『他の色』って何――――!?
どんどん攻めてくる先輩に、思考回路が追いつかなくてショートしそうだ。
私がプチパニックになっている間にも、やはり手練れているのか先輩の舌が、あっという間に唇の隙間から侵入してくる。
「ん〜!! んっんん〜!!」
先輩の優しさに甘えさせて貰おうと思ってしまったけど、このまま先輩とも肉体関係になるのは嫌だった。
智充先輩には、お兄ちゃんみたいな存在でいて欲しい……。
先輩の気持ちを考えると、凄く都合のいいことを言っているかもしれないけど……
先輩にキスされて分かった――――。
孝秀とは違う!!
連日のように孝秀と抱き合った私は、もう彼の色で染め上がっていた。
そう思った途端、先輩の言葉の意味が胸にストンと落ちる。
無理だよ先輩……
私は『他の色』には染まりたくない。
染まりたいのは、あの一瞬で心を奪われた孝秀の『藍色』しかないんだ――――!
どんどん攻めてくる先輩に、思考回路が追いつかなくてショートしそうだ。
私がプチパニックになっている間にも、やはり手練れているのか先輩の舌が、あっという間に唇の隙間から侵入してくる。
「ん〜!! んっんん〜!!」
先輩の優しさに甘えさせて貰おうと思ってしまったけど、このまま先輩とも肉体関係になるのは嫌だった。
智充先輩には、お兄ちゃんみたいな存在でいて欲しい……。
先輩の気持ちを考えると、凄く都合のいいことを言っているかもしれないけど……
先輩にキスされて分かった――――。
孝秀とは違う!!
連日のように孝秀と抱き合った私は、もう彼の色で染め上がっていた。
そう思った途端、先輩の言葉の意味が胸にストンと落ちる。
無理だよ先輩……
私は『他の色』には染まりたくない。
染まりたいのは、あの一瞬で心を奪われた孝秀の『藍色』しかないんだ――――!