この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白い背中と君の藍
第3章 スカーレット◇近付けたら
笑われた――――!!
でも……
話しかけてから今までの中で一番明るい笑顔に、笑われた恥ずかしさより嬉しさが勝った。
「だって……初めてって、言ったじゃん」
「うん。いいよ、そのままメグはジッとしてて」
唇を尖らせて恨みがましく上目使いをすると、鳥羽さんはそう言って手で包んでいる頬を優しくて撫でてくる。
トックン……
トックン……
鳥羽さんの手の感触の気持ち良さに、応えるように鼓動が高鳴った。
「ジッと?」
「うん……くすぐったかったら動けばいいから」
「……うん」
『くすぐったかったら』――――
キスって……くすぐったいんだ。
もうそれだけで、身体中がこそばゆく感じてくる。
再び鳥羽さんが顔を近付けてきた。
瞼を少し下ろした目元が凄く色っぽくて、ずっと眺めていたくなった――――。
でも……
話しかけてから今までの中で一番明るい笑顔に、笑われた恥ずかしさより嬉しさが勝った。
「だって……初めてって、言ったじゃん」
「うん。いいよ、そのままメグはジッとしてて」
唇を尖らせて恨みがましく上目使いをすると、鳥羽さんはそう言って手で包んでいる頬を優しくて撫でてくる。
トックン……
トックン……
鳥羽さんの手の感触の気持ち良さに、応えるように鼓動が高鳴った。
「ジッと?」
「うん……くすぐったかったら動けばいいから」
「……うん」
『くすぐったかったら』――――
キスって……くすぐったいんだ。
もうそれだけで、身体中がこそばゆく感じてくる。
再び鳥羽さんが顔を近付けてきた。
瞼を少し下ろした目元が凄く色っぽくて、ずっと眺めていたくなった――――。