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女中と主人の想い
第1章 生活
広い自室で舌打ち
アイツが出て行ってから数分も経たずにした舌打ちだから誰も聞いてるわけない
テーブルにあった白葡萄酒が入ったグラスを取り流し込み、空になったグラスをテーブルに音を鳴らして置き口を拭う
キングサイズの寝具に座り煙草を消す
ふと、さっき居たアイツの寝た形跡のシーツを見る
〜「……また…眠っては…」〜
いいじゃないか…
眠るくらい
なのに……
〜「迷惑だ。主人の命令に背く気か?」〜
シーツを握る力が強くなる
「くそっ!」
寝るのくらい許せば……
ダメだ。
俺は当主
アイツは女中
昔とは違う
違うんだ。