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呪いのしるしを、君の体に。
第7章 7

「物語には、刺激だって必要でしょ。
ことり君の好きなみなみ七瀬だって
刺激的な文章を書くじゃないか」


高槻の言葉は独白に近く
ことりの耳に息ごと吹きかけたり
体に赤い印を落としながら紡がれる。


「僕も、想像力を駆り立てられることは大事だ…物語の書き手としてね。
ことり君は、出会ってすぐに分かったんだよ。
気が強そうに見えて、実はもろいってね」


高槻の指がことりの臍をくるくると撫で回し
そのうちに舌先が襲う。


「反応も可愛いから、つい、いじめたくなってしまって…。
まんまと僕の手の中に入ってきちゃったわけだ。
しかも、こんな想像通りの…いや、想像以上に君は官能的だ。
君は、僕の想像を掻き立てる」


ショーツの際を高槻の唇が横切る。
それに反応してしまい、しまったと思った次の瞬間には
いたずらな瞳の後に
舌先がことりの際どいところを辿った。


「…っ」
「我慢しなくてもいいって言ったところで、君は我慢するね?
そうしたら、いつまで意地をはれるか、見ていてあげよう。
いじらしい姿は、逆に男を欲情させると知っておいたほうがいい」


ことりは恥ずかしさと甘美な刺激に
顔中が火照っていた。
唇を強く噛まないと
高槻の刺激に耐えられず声が漏れ出てしまう。


「月末まで、きっちり毎日お仕置きだよ。
ちゃんと、貞操も守る。
そこは、物語と違って、現実の男として。
だから、しっかり僕の刺激に対する〝乙女の心情〟を聞かせて」
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