この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's world story★a.n.r.r.y
第10章 愛してる

“ 一言でもいいから
美和から蓮に、メッセージを書いてほしい ”


……真剣な表情でヒメにそう言われたのは

麗子さん達と飲んだ、1週間前の土曜日。


蓮くんに送ってもらった写真を、カードにしたはいいものの

昨日の夜までずっとずっと迷ってしまっていて

今日、結婚式に向かうヒメの手に……手紙を渡すことはできなかった。


……だけど、二次会に呼ばれたアンナに説得されて

最後の最後、本当にギリギリの時間まで悩んで

自分の想いの全てを、なんとか書くことが出来たの。


「………」


アンナは直接蓮くんに渡してくれたのかな。

流石にそれは無理だったら……係の人に渡したのかな。

……私がメッセージを書けたこと、ヒメは知らないよね……


「………っ」


顔を上げられなくて、自分のスカートをぎゅっと掴む。

ヒメは何も言わなくて、その沈黙が永遠に感じてしまう。



「……美和」


暫くしてから、ヒメが私を呼んだ。


「アンナとヒカルが、速攻仲良くなってたぜ」

「………!」

「あともう1人、晩餐会の参加者が加わった。
お前と同じで酒は強くないらしい」

「………?」

「良かったな、やっとまともな仲間が出来て」


/534ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ