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rena's world story★a.n.r.r.y
第11章 片想いの行方 ‐ eternally -
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「姫宮美和さま。
ご主人様がお見えになりましたよ」
試着室の外から、ウエディングプランナーさんの明るい声が聞こえてきて
鏡に向かっていた私は、すごい勢いで後ろに振り返ってしまった。
……まだ赤いカーテンが閉じてあるから、その姿が見えないけど……
「お仕事が早く終わられたんですって。良かったですね♡」
「~~えっ!?」
「○○さん、どう? 奥様の着替えは終わったかしら?」
ギョッとする私の横で、彼女に呼ばれた付き添いの女性がOKですと答えてしまった。
ま、待ってダメダメ! 開けないで!!
「ちょ、ちょっとヒメ!」
思わず、カーテンの向こう側へ叫ぶ私。
蓮って呼べないのは、今余裕がありませんっていう証拠。
「来なくていいって言ったじゃない!!」
「……あ? なんだその態度」
「まだ試着段階なんだから見る必要ないでしょ!?」
「お前のセンスに任せておけるか。
ダメ出ししてやるからさっさと見せろ」