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rena's world story★a.n.r.r.y
第22章 作者自己満企画 *★* one scene love
side…★…蘭
数少ない女友達に頼まれて仕方なく。
合コンっていっても、単なる飲み会。
私は人数合わせで、頭数を揃えるだけのコマであって……
「ダメに決まってんだろ」
説明が終わらないうちに、葵の低い声でピシャリと遮られた。
「何が合コンだ。ふざけんな」
「だ、だから付き合いだってば…」
「却下。寝惚けたこと言ってんじゃねぇよ」
「すぐに帰ってくるから…」
「ダメです」
「………!」
激しい情事によって散々啼かされて、仰向けのまま動けない私の上に
上半身裸の葵が再び馬乗りになった。
「自覚が足りねぇなぁ、蘭」
「………っ///」
「そこに異国の王子が現れて、一目惚れされたらどーすんの?
お前断れんの? 絶対断れねぇだろ」
「こ、断るわよちゃんと…っ」
「どうせ速攻俺のこと捨てるんだろうけど
……けどな」
キラリと光った葵の瞳。
右手が近付いてきて、グイッと顎を持ち上げられる。
「覚えとけ。
俺は地の果てまでお前を追いかける」
「………!」
「プリンスだろうが何だろうが、白馬ごとブッ飛ばして
お前が欲しがってたルブ○ンの靴履かせて連れて帰る」
「~~~!」
「……だから、行くな」
最後は少しだけ掠れた声で
上体を倒した葵が、私の唇に小さなキスを落とした。
「……分かれよ。
余裕ねぇの。お前が好きなんだよ」
「………!!」
「男がいる飲み会は絶対禁止。いいな?」
「………っ」
「返事」
「は、はい……///」
one scene love【a】…★… END♥