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rena's world story★a.n.r.r.y
第22章 作者自己満企画 *★* one scene love

「……えっと…」
ヒメさんが好きな海外ブランドの、三連に巻かれたビーズブレスレット。
筋肉で引き締まった腕に、角ばった手……
「……夏輝さん」
「なに」
「手……繋いだままでいいんですか?」
「離すとまたコケんだろ」
……ダメだ。
胸がキュンとして苦しい。
「……あの、夏輝さん……」
「なんだよ」
「ちょっと無理してます?」
「………」
「……蕁麻疹とか、出ちゃってますか?」
恐る恐る聞いてみた私の質問で、夏輝さんはピタッと足を止めたけど
「……出てねぇよ。お前は特別」
「~~えっ!?」
「Mon Coeur Avez」
「~~~!?」
繋いだ手をギュッと握り締めて
謎の言葉を呟くと、夏輝さんは私を見ないまま再び歩き出した。
「今の何語ですか!!」
「フランス語」
「何て言ったんですか!?」
「教えない。師匠に聞け」
「蓮先生の得意分野は英語と中国語だからダメですよ!
ちなみに同期のシルバーウルフさんは英語とイタリア語が堪能で、今ヒメさんが蓮先生に内緒でシルバーウルフさんから伊会話を学んでるっていう…」
「待て待て待て待て。
お前、どっからその情報…」
「ヤキモチですか!?」
「~~違ぇし!なんでそーなるんだよ!」
one scene love【n】…★… END♥

