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第24章 (中断) 好きになってしまいました

反対側から見ても分かる、集合写真。
俺のいない集合写真。

～～～ “ 呼ばれていない ” 怨念の集合写真！！


「はい♡ あたしの宝物なんです♪」


クリクリした瞳を輝かせて、千夏が顔を赤らめる。

～～っておい！
なんつった今！


「宝物！？」

「だって、こんな豪華なメンバーと一緒に写真に撮ってもらえるなんて
ほんと夢のようです」

「夢！！」

「夢ですよ～♡ 最高です♪」

「………！！」


俺映ってねぇのに～～！？って叫びが喉まで出掛かったけど

携帯を見つめて嬉しそうな千夏を見て、直前でグッと堪えた。


「………」


……完全にカメラアウトして手だけ映ってる夏輝は、もはや残念でしたとしか言えねぇし。

肩を寄せ合って、仲良くピースサインをするヒカルと陽菜は何の問題も無い。


……だが、事の火種は残りの２人。


つい先週

この衝撃的な証拠により、修羅場と化した同居酒屋で

写真の中で笑顔を浮かべる、２人のカリスマ男が

千夏の兄貴の前で素直に頭を下げたことは……紛れもなく事実なのである。