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第9章 理由

「先輩、飲み過ぎですか？」


休暇室で
うたた寝をしていると
後輩が俺をからかいに来た


「飲んでないけど
無茶苦茶眠いねん」


「やり過ぎですか？（笑）」


「せやねん。
もう一回もう一回て
終わらへんねん」


「また嘘ばっかり（笑）」


「ほんまやで？（笑）
あ、せや
お前に教えてもらいたいこと
あんねん」


「なんですか？」


「女と旅行に行って泊まるなら
畳の上に布団敷いてんのと
ベットとどっちがええ？」


「なんすかそれ（笑）」


「迷ってんねん」


「彼女に聞いたらどうですか？
どっちがいいか」


「聞かれへんやろー」


「なんでですか？」


「俺はお前と違うて
デリケートやから
やる時どっちが燃えるんや？
とか聞かれへん（笑）」


「俺だって聞けませんよ！」


「せやな（笑）」


「あ、けど
俺だったら…」


「おう」


「いっつもベットなんで
そのベットの幅とか
気にせずにやれたらいいかも？
まぁデカイベットなら
気にしないのかもしれないですけど」


「なるほどなーー！
エロいなぁお前は」


「どっちがですか！！」