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好きにさせて
第14章 本心
翌朝目が覚めると
珍しく
茜はまだ
布団の中
「珍しいなぁ。
ゆっくりやないか。
調子…悪いんか?」
…やっぱり
昨日の夜痛かったんやろうか…
「ううん」
「どした?」
…そんなに俺と一緒に
おりたいんか?…
「離れるのが
なんだか…怖かった」
…意味深やな
やっぱり昨日の俺の態度が
引っかかってるんやろか…
「ほな、離れんかったらええ」
「うん」
…そう言うて甘える茜と離れるのは
正直、俺も怖い
次、セックスする時は
うまいことできるやろうか
いつものように
普通に
当たり前のように
茜を誘えるやろうか…
「今日はずっと布団の中におってもええで」
…今日だけやない
ほんまは永遠におって欲しいけど…
「じゃあ、ここでご飯食べるの?(笑)」
「それもええな(笑)」
「ご飯の準備はどうする?」
「俺も一緒に台所行って
準備してる間は
茜に抱きついてたるわ」
「幸せだね」
「せやな」
「ねぇ、尚」
「なんや?」
「なんでもない」
「なぁ、茜」
「ん?」
…結婚しよか、茜…
「なんでもない」