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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第18章 パンドラの箱
鞠子様はあたしに言った。
「あたしもね、莉愛菜ちゃんがあたしに付いてくれたらいつも会える~って思ったんだけど。……海斗がね。」
えっ?
「海斗がさぁ、莉愛菜ちゃんがいよいよこの屋敷に来るって知ったら、自分のメイドにするって聞かなくて。」
海斗様が……あたしを?
「「えぇぇぇぇ?!」」
なぜかすみれさんとかぶった。
「ま、鞠子様。それは本当ですか?」
すみれさんがあたしより先に口を開いた。
「そうなのよ。すみれちゃんもびっくりでしょ?!
あの子よっぽど莉愛菜ちゃんがお気に入りなのねぇ~」
ちょっぴりあきれ口調で返す鞠子様。
「あの、じゃぁこの中身はいったい…。」
「あ、そうね。これ、海斗から預かったの。莉愛菜ちゃんにって。」
大きな箱を開いた。

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