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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第33章 海斗の想い

りんは俺に固執していた。
だから、莉愛菜を始めて抱いた後、他の女たちを切る時に一番面倒だったのもりんだった。
他の女は俺と割り切って付き合っていた奴が多く、意外とあっさり引いて行った。
縋ってくる奴もいたが、俺が強く言えば歯向かってくる奴はいなかった。
でもりんは違った。
俺に涙ながらにここにいたいと懇願し、メイドでいられなくても俺の奴隷は続けたいと。
奴隷になりたいと懇願するなんて馬鹿な奴だと思ったが、そうなるように躾けたのは俺自身。
それでも頑なに拒否し続けた俺に、りんはようやく折れた。
そしてあっさりこの場から去って行った。
だから俺は油断していた。
また俺に隙を見て近づいてきて身体の関係を要求してくることはあるかもと踏んではいたが、莉愛菜に手を出すとは。
女の嫉妬を甘く見ていた俺は莉愛菜をこんな目に合わせてしまったんだ。

