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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第4章 始まりの朝

穏やかな海斗様の裏の顔……


すみれさんは心配そうにあたしに忠告してきたけど、周りの海斗様ファン?みたいな子達は不安気な様子もなく、純粋に海斗様に好意を寄せているように見える。


すみれさんだけが何かを感じてるってこと?


すみれさんが適当なことをいう人じゃないってわかる。
だからこそあたしの胸に少しの不安が湧きあがる。


けど……


こんなことで初めから不安になってたら駄目だ!

しっかりしないと。


それに普通に挨拶を交わすくらいで何か起こるわけ無いし。


しかもあたしは海斗様じゃなくて鞠子様のお世話をするんだから、あんまり言葉を交わす事も無いだろう。


「大丈夫です。お仕事ですから。海斗様とも適度な距離を保っておきます。」


「そうね、仕事は仕事だしね。変なこと言ってごめん。朝礼行こうか。」


そして二人で寮を後にし、朝礼へ向かった。
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