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淡い気持ち
第3章 迷い......夢の中
相変わらずの圭史

怒る気すらわかなくないった

私には、この子さえいればいい

無邪気なこの子さえいれば

「なぁ、麻子」

「なんでしょ?ご主人様」

「その呼び方はどうにかならないか?」

「私は妻でなく、ただの家政婦ですよね?ご主人様」

「この子には、父親なんていないはずです」

「冷たいこと言うな、やりたい放題だったが今真面目にしているだろう?」

「ご主人様、いてほしい時はいないで
今ただ相手がいないだけだと、違いますか?」

「麻子が部長に向ける笑顔と俺に向ける笑顔どうも違うんだけどな」

「一緒だと思いますけど、ご主人様が感じるなら、そうなんでしょ?」



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