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第12章 囚われの女獣

　心の中で必死に否定するが、自信はなかった。摩擦と圧迫の生み出す衝撃感、充実感……この不思議な快感。それを気持ち良いと言わずして何と言うのか。いつしか肛門に意識が集中していく。

「ふうっ……ぐぶう……」
「マジに感じ始めやがったぜ……じっくり勉強しな、ケツでのちんぽの味わい方をよ……」

「がっ……ぐっ……」

（あうっ……な……なんだこれ……なんか……擦られて熱くなって……ふぐうっ！）

　腸内への摩擦が生み出す熱か、それとも女体の淫らな反応か、突き込まれる男根を中心として刺激の波紋が下半身に広がっていく。脚の感覚がないことで却って、それは下腹の局部のみに範囲を限定した、激しく乱れ交う法悦の残響となってカーラを責め立てる。

「はっ……うっ……あっ……」
「おおー。ナリに似合わず、ちっとは可愛い声も出せるんじゃねえか、ヒヒ……」

「……ふうぅぅぅんっ！」

（あ、あたしが……こ、こんな声っ……くあっ……）

　自分自身でも信じられぬ、艶めかしい牝の声。それが閉じられぬ唇の間から洩れてしまう。

　そこへヒタリ、と乳房への感触が加わった。

「へへへ……ありえねえよな、この乳。どこにいけばお目にかかれるんだよ、こんなたわわに実ったジャンボフルーツがよォ」

　もう一人の男だ。

「もいじゃうぜ、もいじゃうぜェ俺ゃあよォー」

　力任せにぐいぐいと乳房の根元から握りしめる。家畜の搾乳もかくやという遠慮のない圧搾だ。

「はあっ……ふあああああっ！」
「だあっ！　片手じゃダメだっ！　掴みきれねえっ！」
「カハハハハ！　なんだその奇跡のおっぱいわ！」
「ほばあぶっ！　ぶあっふぉほ……ふぶっふふぶっ……うろえぼおおおっおっんっおっん！」

　肛門を撃ちまくられながらの乳へ凌辱。前後同時の快楽責めにカーラの正気は吹き飛びそうだった。

　尻の男が緩急をつけての穴責めを繰り出せば、乳の男は両の乳房を力にまかせてめちゃくちゃに揉みしだく。たわむたわむ、揉まれるままに好きなように乳房の形が歪み変えられるのがわかる。

（こんなに乱暴にされているのに……ふうあっ……な、なんか……ああっ）