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春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第8章 新しい一歩

……変だ、すごく変。


身体が言う事を聞かなくて、ユキの指の動きに合わせてビクビクと跳ねる。

私だけ、足を大きく広げてベッドに横になっていて

その間に座ったユキが、とんでもない刺激を与えてくる。


「……っ あ、ん、ん……んあぁ…」

「……やばい。
何その声、ダメでしょ」

「……!!……んっ……ふ……」

「違う、抑えないで。
もっと聞かせて」


慌ててきゅっと結んだ唇を、こじ開ける様に

指を私の中で動かしたまま、覆いかぶさったユキがキスの雨を降らす。

むさぼるような、食べるような激しい口づけに

なんとかついていきたくて、必死に舌を絡ませると


「……エッロ」

「………っ」

「反則。ずるい。
我慢できねぇよ」


身体を起こしたユキが、眉間にしわをよせて私を見下ろす。


「…………!///」


……いつの間に脱いでいたんだろうか。

明るい室内に、惜しげもなく披露された割れた腹筋。

こ、こんなに細いのに、腕とか、お腹とか、なんでそんなに美しく引き締まってるの……?


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