この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第14章 救いの扉

……○○木工での一幕があった、先週の月曜。

会社に戻ってきてからも、部長に噛みつく勢いで訴えていた春菜。

相当悔しかったのか、その目は真っ赤になっていて

自分の事のように、怒っていた姿を思い出す。


「あいつ、大学の時から
暇さえあれば、俺の作品ばっかり眺めてたんだよ」

「…………」

「飽きねぇのかって聞いたら、集中してるから話しかけるなって言われるんだぜ?
俺、作った本人なのに」


“ 私ね、芹澤さんの大事なところ
膝で蹴りあげちゃったんだよ♡ ”


……手首に、芹澤に掴まれた痛々しい跡

押しつけられて、砂の付いた乱れた髪

それでも、俺に向けて満面の笑みを見せてきた春菜。

芹澤への憎悪で渦巻いていた心が、その瞬間に晴れ渡った。


“ 遼くん! ”


……名前で呼ぶなっつってんのに

犬みてぇに、俺の後を引っ付いてくるから

結局、俺も呼び慣れた名前で応えてしまう。

/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ