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春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第6章 先輩と後輩
「…………!!!」
う、うわぁぁぁ~~~!!///
ドキューーンと心臓を撃たれてしまった!!
普段ポーカーフェイスのイケメンが優しく微笑むと、こんなにも破壊力が生み出されるのか!
遼くんと系統が似ているからかもしれないけど、色気が半端ないよ~~
「~~ば、ばか!!」
周りを見渡して、誰も聞いていないことを確認すると
発狂しそうな勢いで、沙月が宮本さんのネクタイを掴んだ。
「酔っ払ってんのはあんたでしょ!
何血迷ったこと言ってんの!」
「全部事実だし本音だけど」
「バカ!
自らバラしてど~するのよ!」
「蓮見は信用出来るから言っただけだ」
沙月と対象的に、宮本さんはケロッとしていて
煙草を咥えたまま、運ばれた料理を私の小皿に取り分けてくれる。
「~~春菜には!
後で自分の口からちゃんと言おうと思ってたの!」
「あっそ、悪うございましたね。
つーかもう、面倒だから隠さなくても……」
「絶対嫌!
あんたのファンに殺される!」