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BLACK WOLF~crime~
第8章 雨ノ夜
お粥を半分以上平らげた時だった。
お粥を食べていたハルちゃんが急に口許を押さえ苦しみだしたのだ。
レンゲは床に落ち、残りのお粥もお碗もベッドを汚しながら床にぶちまけられてしまった。
「うっ、ゲホッ、ゲホッ」
「ハルちゃ…、ど、どうしたのっ!?」
苦しむハルちゃんの背中を強めに撫でながら胃の中のお粥を吐き出させようとしたが、無理みたいだ。
ハルちゃん…、どうして…。
ま、まさか…、やっぱりお粥に毒が…っ!?
キッと桜木さんの方を睨むと、桜木さんの口許はニヤリと微笑んでいた。
あの笑顔は…、やっぱりハルちゃんのお粥に何か仕込んだんだ。
「ハルちゃんに何を…っ!」
「毒なんていれてねぇし、命に関わるようなことじゃない」
毒は入ってなかった?
でも、だったらこの苦しみようは?
この反応…、こんなのただの噎せ返しなわけない。
毒でも盛らない限りはこんなに苦しまない。
「やっぱり…、あなたが毒を仕込んだとしか…」
「言っただろ?黒崎を殺るまではお前らには生きてて貰うって」
でも、ハルちゃんのこの苦しみ方は普通じゃない。
ゲホッ、ゲホッと必死に吐き出そうとするが胃の中のものはそう簡単に出てきてくれない。
「ハルちゃんッ!」
「ゲホッ…はぁ、はぁ…」
胸を抑えながら必死に息を整えている。
ハルちゃんの顔、額からじんわり汗が滲んでる。
「さて、お楽しみと行きますか…」
「え?」
苦しみハルちゃんをよそに後ろから桜木さんの声が聞こえた。
…お楽しみって、何?
ハルちゃんの食事に何かを仕込んだのは間違いなさそうだけど、これから何をしようと言うの?
お粥を食べていたハルちゃんが急に口許を押さえ苦しみだしたのだ。
レンゲは床に落ち、残りのお粥もお碗もベッドを汚しながら床にぶちまけられてしまった。
「うっ、ゲホッ、ゲホッ」
「ハルちゃ…、ど、どうしたのっ!?」
苦しむハルちゃんの背中を強めに撫でながら胃の中のお粥を吐き出させようとしたが、無理みたいだ。
ハルちゃん…、どうして…。
ま、まさか…、やっぱりお粥に毒が…っ!?
キッと桜木さんの方を睨むと、桜木さんの口許はニヤリと微笑んでいた。
あの笑顔は…、やっぱりハルちゃんのお粥に何か仕込んだんだ。
「ハルちゃんに何を…っ!」
「毒なんていれてねぇし、命に関わるようなことじゃない」
毒は入ってなかった?
でも、だったらこの苦しみようは?
この反応…、こんなのただの噎せ返しなわけない。
毒でも盛らない限りはこんなに苦しまない。
「やっぱり…、あなたが毒を仕込んだとしか…」
「言っただろ?黒崎を殺るまではお前らには生きてて貰うって」
でも、ハルちゃんのこの苦しみ方は普通じゃない。
ゲホッ、ゲホッと必死に吐き出そうとするが胃の中のものはそう簡単に出てきてくれない。
「ハルちゃんッ!」
「ゲホッ…はぁ、はぁ…」
胸を抑えながら必死に息を整えている。
ハルちゃんの顔、額からじんわり汗が滲んでる。
「さて、お楽しみと行きますか…」
「え?」
苦しみハルちゃんをよそに後ろから桜木さんの声が聞こえた。
…お楽しみって、何?
ハルちゃんの食事に何かを仕込んだのは間違いなさそうだけど、これから何をしようと言うの?