この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BLACK WOLF~crime~
第4章 海ノ魚



朝靄がかかる住宅街を1人でトボトボと歩く。

あのまま着の身着のままで飛び出しちゃったけど、これからどうしよう。

手ぶらで出てきたからお金もない。

今部屋に帰ったらまだ黒埼さんがいるかも知れないし、どうしたものか。





私…、黒埼さんと別れちゃったんだ。

勢いとは言え黒埼さんにあんなことを…。

黒埼さんが黙って承諾してくれるとは思わないけど、でも今は黒埼さんに会いたくない。

顔も見たくない。



本当なら今すぐにでもハルちゃんに謝りに行きたいけど、ハルちゃんのマンションまでは歩いてじゃ遠いし、ハルちゃんの職場すらちゃんと知らない。

このまま散歩しながら時間を潰すしかない。




溜め息を着きながら歩いていると





「あれ?相沢さん?」

「え?」

後ろから声をかけられて、振り返ると…




「何してるの?こんな朝早くに」

今すれ違ったジョギングスーツに身を包んだ男性が私に話しかけて来たのだ。

誰?

そう思いながら目を凝らしその男性をよく見てみると…

駆け足のように足を動かしながら私の側まで近寄ってくれたこの男性。



「…さ、桜木さん?」

「久しぶりだね!」



私が勤めてた職場の桜木さんだった。




「桜木さん、どうしてここに?」

「この辺、俺のジョギングコース。毎朝この辺をジョギングするのが日課だから。あ、家は隣街なんだけどね」

そ、うなんだ…。

久しぶりに見た桜木さんの笑顔に私は少しばかりの懐かしさを感じた。

変だな、つい1週間前まで毎日見てた笑顔なのに。


「相沢さんこそ、この気温の中そんな格好で何してるの?ジョギングしてるっぽくは見えないけど?」

私は…

半袖Tシャツにジーンズで手ぶらと言ったラフな格好。

さすがに、どう言い訳すればいいかわからない格好だ。
/225ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ