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快楽の奴隷
第3章 電車内での恥辱
花純は二十六才の今でも実家で暮らしている。
その為に家では激しいオナニーをすることが出来ない。

この歳になっても親の目を盗むような自慰行為に少し情けない気持ちになる。
とはいえオナニーを最大の目的として独り暮らしを始めるというのも馬鹿馬鹿しく思え、結局巣立てないままでこれまで暮らしてきた。

流石に社会人になってからは親も不用意には部屋に立ち入らないでくれているからオナニーグッズや官能小説は隠せているが、絶対に見つからないという保証はない。
おおらかな母ならいざ知らず、厳格な父にそれらが見つかった日にはどうなるか分かったものではなかった。

「はぁ……」

ベッドに潜り込んだ彼女は、いつものごとく布団の中でパジャマのズボンとショーツを膝まで下げたところでため息をついた。


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