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快楽の奴隷
第13章 ミューズ
狭い押し入れ内だから無理矢理引き剥がすことさえ出来ない。
下手に暴れれば物音で誰かに気付かれる恐れもあった。
「お願いだから……な?」
腰に回された脚を掴みながら高梨が諭す。
「出していいよ……」
「それだけは……まずいだろう……?」
「生でしちゃってる時点で同じでしょ?」
宏世は手を伸ばし、高梨の頬に添える。
苦しそうに笑う顔は試されているようだった。
高梨が逃げるのか、堕ちるのか、本気なのか、遊んでいるだけなのか。
笑顔には不安や恐怖も滲んでいた。
引き返すなら、ここしかない。
「お願い……しゅうちゃん……」
宏世は高梨の顔を引き寄せる。
目の前に八歳も年下の従妹の顔があった。
しかしその目は高梨よりもずっと年上の女のように大人びていた。
愛することで堕ちてしまっても構わない。
その決意が滲み出ていた。
下手に暴れれば物音で誰かに気付かれる恐れもあった。
「お願いだから……な?」
腰に回された脚を掴みながら高梨が諭す。
「出していいよ……」
「それだけは……まずいだろう……?」
「生でしちゃってる時点で同じでしょ?」
宏世は手を伸ばし、高梨の頬に添える。
苦しそうに笑う顔は試されているようだった。
高梨が逃げるのか、堕ちるのか、本気なのか、遊んでいるだけなのか。
笑顔には不安や恐怖も滲んでいた。
引き返すなら、ここしかない。
「お願い……しゅうちゃん……」
宏世は高梨の顔を引き寄せる。
目の前に八歳も年下の従妹の顔があった。
しかしその目は高梨よりもずっと年上の女のように大人びていた。
愛することで堕ちてしまっても構わない。
その決意が滲み出ていた。