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快楽の奴隷
第15章 求めすぎる心
「ほら……」

高梨は一旦指を抜き、花純の眼前にその指を差し出す。
そして親指と人差し指で彼女の粘液を伸ばして、糸を引かせる。

「花純の蜜だ……」

それを口許に近付けられると、花純は躊躇わず舌先を伸ばして舐め拭った。

「これは……高梨さんの……」

花純も指を高梨に差し出して、ねとーっと糸を作った。
高梨は微かに笑い、自らの淫糸を舌で舐める。
まさか舐めて貰えると思っていなかった花純は、背徳感で背筋をぞくぞくっと震わせた。
高梨は花純の指を吸い、舌を転がしてしゃぶった。
花純も高梨の指を咥え、しごくかのようにちゅっちゅっと吸い舐める。
繋ぎあった手と舐めあう指。
それをそのままに高梨は腰を絡めて花純を寄せる。
高梨の先端は密着したまま擦れ、つぷりっと収まるべき穴へとその身を沈めた。

「んっ……」

指を吸っていた花純はぴくんっと反応して眉を歪めた。
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