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快楽の奴隷
第17章 闇と光
返す言葉を失った花純は顔を上げて彼を見詰める。
大きな割に鋭い目付き。
彫りの深い目鼻立ち。
眉間や目尻のシワ。
直毛で柔らかな髪。
手を伸ばし、それら一つ一つを撫でる。
高梨は眩しそうに目を細め、されるがままにしていた。
花純の指は顔から首へ、鎖骨へ、乳首へと下っていく。
やがて細い指先は滑りながら腹部を過ぎ、ふんやりと茂る陰毛を撫で、その下で依然猛っている傘棹へと届く。

口許に淫靡な笑みを浮かべ、いたずらをする子供のように嬉々とした目でそれを握る。
花純の中に埋まっていたソレは残り香のように滑りと熱を保っていた。
滑るのに任せるように彼女は手首をしならせる。

「っあ……」

心地良さそうな声を上げ、つとーっと無色の汁が溢れて花純の腹部に垂れる。
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