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快楽の奴隷
第19章 快楽の奴隷
直腸内を行き来する曽根は異物感と共に、苦しみに似た快楽を刻んでいく。
それは性器での愉楽とは違う類いの快楽であった。。
油断すれば粗相してしまうのではないかという緊張感も、その快感の味わいを深める。

一方、曽根も体験したことのない挿入感に悩まされていた。
根本はびちっときつく締められ、中でも窮屈にその身を絞られていた。
陰茎を擽る襞はないが、びちっと引き締まった圧迫は新鮮な快楽だった。

「うっ……これはっ……」

すぐに達してしまったのでは興が醒めてしまう。
奥歯を噛み締めて曽根は踏ん張った。

「曽根、無理するな。命令や仕事ではない。お前も花純を愉しめばいいだけだ」
「はい……ご主人様……」

雇い主の優しい気遣いに、曽根は気が楽になる。

「高梨さんも……無理せず私の口の中に出して下さいね……」
「ふざけるな……お前のお遊戯フェラチオごときで俺がイクとでも思ったか?」


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