この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
煌めきの粒子【超短編集】
第11章 お前の友達、やめるわ……
同じ部活
男女問わず仲のいい
友達仲間……
それなのに…
いつの間にか
気付いてしまった……
君を
目線で
追いかける事が
多くなってたこと
他の友達と喋っていても
君の言葉に
聞き耳をたててしまうこと
休日に
みんなで出掛けた
遊園地
フザケて
髪を引っ張る
男友達
ヤメてよ……
なんて言いながら
響く笑い声
突然
不機嫌になる彼
「ちょっと来い…」
いきなり
腕を取られて
みんなの輪から
連れ出された
自販機の前
顔の横に
置かれた彼の大きな手
覆い被さる
強く真剣な瞳
どうして…
怒ってるの?
「俺……
お前の友達、やめるわ……」
突き放すような言葉に
呆然とし……
目尻から
溢れる涙……
なんで
そんな、こと……言うの?
混乱する私に
近付く影
息がかかりそう……
彼の
低い声が
耳に響く
「お前……
今日から
俺の彼女な」
「ぇ……」
「だから……
他の男に
髪触らせるの、禁止……///」
「う、うん……
わ、かった……///」
驚きの
悲しみの涙が
驚きの
喜びの涙に
変わった……
男女問わず仲のいい
友達仲間……
それなのに…
いつの間にか
気付いてしまった……
君を
目線で
追いかける事が
多くなってたこと
他の友達と喋っていても
君の言葉に
聞き耳をたててしまうこと
休日に
みんなで出掛けた
遊園地
フザケて
髪を引っ張る
男友達
ヤメてよ……
なんて言いながら
響く笑い声
突然
不機嫌になる彼
「ちょっと来い…」
いきなり
腕を取られて
みんなの輪から
連れ出された
自販機の前
顔の横に
置かれた彼の大きな手
覆い被さる
強く真剣な瞳
どうして…
怒ってるの?
「俺……
お前の友達、やめるわ……」
突き放すような言葉に
呆然とし……
目尻から
溢れる涙……
なんで
そんな、こと……言うの?
混乱する私に
近付く影
息がかかりそう……
彼の
低い声が
耳に響く
「お前……
今日から
俺の彼女な」
「ぇ……」
「だから……
他の男に
髪触らせるの、禁止……///」
「う、うん……
わ、かった……///」
驚きの
悲しみの涙が
驚きの
喜びの涙に
変わった……