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喪われた記憶
第20章 檻の中





拒絶できないのをいいことにお父さんは私に首輪をはめる。




『…じっとしてろよ』




リードをベッドの足に巻きつけると、



隅から赤い麻縄を取り出した。






「………いっ」






痛い……!!




痛い…………!!







『ふん…いい眺めだな』





「………………っ」





嫌だよ……こんな姿……




見ないで……




触らないで……













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