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喪われた記憶
第23章 絶望の時





そんな願いも儚く……



私の中にお父さんが入ってきた。



―――グチュッ…


―――グチュッ…グチュッ……



やけに激しい動きに



―――ズキッ……


―――ズキッ…ズキッ…



体も心も悲鳴を上げた。



目の前が霞んできて



感覚が麻痺してきた。



声も枯れた。



されるがままに



受け入れるしかない




この檻の中から抜け出したい―――














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