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喪われた記憶
第26章 彼の温もり





「………………んっ」




目を開くと一気に光が差し込んできた。



目を閉じ、光に背を向けると



何かにぶつかった。




「………?」




温かくて



安心して……



優しい香り……



目線を上にやると━━━





「……………!!!」





紫苑………!

















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