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喪われた記憶
第8章 弾けて…
『…ん。分かったよ。』
その優しい声に心臓が跳ね上がる。
―――まただ…
なんでそんなに優しいの…
さっきまであんなに激しかったのに。
――グリュッ
「…あああああんっ!…はぁっ…あっ…あっ」
――ズチュッ…ズチュッ…
卑猥な音が、私の興奮をさらに高めていく。
「あああっ…ああっ…っはん…んぁッ」
そして……
「あ!…も……っ!」
力なくシーツを握る。
『…イキそう?』
優しく問われて、こくこくと頷く。
『…いいよ、俺も限界。』
その言葉に、腰の動きが速まった。
「あああああッ……っ――――――――――――…」
頭の中が真っ白になって、そのまま私は意識を手放した。