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第5章 中学生編＊睦月side

友佳さんのお陰で少しだけ胸の痛みも和らぎ、それからはなるべく神尾を視界に入れないようにして過ごした。

そんなある夜、お父さんの転勤が決まったと食事の席で伝えられた。

弟は転校するのは嫌だと泣いたが、私は親しくなった友佳さんと離れる寂しさよりも『これで佐藤さんとイチャつく神尾を見なくて済む』という気持ちが勝った。

先生にはギリギリまで黙っていてくれるようにお願いして、転校と引っ越しの準備を進めた。