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シーシーShe
第13章 高校生編*弟VS弟
数十分ほど前…
マンションから出て俺の後を歩きながら奴は言った。
「中学ん時、姉貴が泥だらけで泣きながら帰ってきたの、アンタのせいだよな?」
どうして俺だと決めつけるのか、と訊くと
「風呂入りながらまた泣いてて、よく聞き取れなかったけどカズ何とかって言ってたんだ。そん時は『カズオ』って名前の男かと思ってたけど、今日会ってピンときたんだ、カズオじゃなくて『カミオ』だったってな!」
言い逃れできないパーフェクトな答えが返ってきた。
と言うわけで、俺は奴のセット代金も払わされている。
マンションから出て俺の後を歩きながら奴は言った。
「中学ん時、姉貴が泥だらけで泣きながら帰ってきたの、アンタのせいだよな?」
どうして俺だと決めつけるのか、と訊くと
「風呂入りながらまた泣いてて、よく聞き取れなかったけどカズ何とかって言ってたんだ。そん時は『カズオ』って名前の男かと思ってたけど、今日会ってピンときたんだ、カズオじゃなくて『カミオ』だったってな!」
言い逃れできないパーフェクトな答えが返ってきた。
と言うわけで、俺は奴のセット代金も払わされている。