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シーシーShe
第2章 中学生編*二学期・初日
廊下に出て見ると、部屋からトイレまでの間がところどころ濡れている。
それをティッシュで拭き取りながらトイレの前まで来たら、中からジョロジョロと勢いのよい水音と共に「はぁ〜」という吐息が聞こえた。
半開きのドアが、村下がどれだけ切羽詰まっていたかを物語っている。
姉ちゃんの部屋の方を確認したが、これだけ騒いでも出てくる気配はない。
多分、真っ最中なんだろう。
俺はトイレのドアを開けて中に入り、目を丸くする村下に構わず後ろ手にカギをかけた。
それをティッシュで拭き取りながらトイレの前まで来たら、中からジョロジョロと勢いのよい水音と共に「はぁ〜」という吐息が聞こえた。
半開きのドアが、村下がどれだけ切羽詰まっていたかを物語っている。
姉ちゃんの部屋の方を確認したが、これだけ騒いでも出てくる気配はない。
多分、真っ最中なんだろう。
俺はトイレのドアを開けて中に入り、目を丸くする村下に構わず後ろ手にカギをかけた。