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シーシーShe
第1章 中学生編*林間学校
予想以上の効果に笑えなくなり、俺はシャツから頭を出してズルズルしゃがみこんで泣きだした村下に謝ろうとした。
だがその時、
「なんか悲鳴が聴こえなかった?」
間の悪いことに後続ペアの声が耳に届いた。
俺は咄嗟に村下の腕を掴んでその場から立たせ、夕立ちで出来ていた別の水溜まりに突き飛ばす。
「きゃッ!」
俺は尻餅をついた村下に、さらに足で泥水をかけた。
「村下さん!?」
「おい神尾、何してんだよ!」
───かくして肝試しは中止になり、俺は女子に乱暴した罰として宿泊施設のトイレ掃除を命じられたのだった。
だがその時、
「なんか悲鳴が聴こえなかった?」
間の悪いことに後続ペアの声が耳に届いた。
俺は咄嗟に村下の腕を掴んでその場から立たせ、夕立ちで出来ていた別の水溜まりに突き飛ばす。
「きゃッ!」
俺は尻餅をついた村下に、さらに足で泥水をかけた。
「村下さん!?」
「おい神尾、何してんだよ!」
───かくして肝試しは中止になり、俺は女子に乱暴した罰として宿泊施設のトイレ掃除を命じられたのだった。