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第1章 段ボール


ピンポーン





…クソ、もう一回やるつもりなのに





渋々「はい」と応え、戸を開けると



「あ?……なんだよ、イタズラかクソ」



イライラして開けた戸を閉めようとすると戸の側に段ボール箱があった。



宛先は大牧 哲史。俺だ。


何かエロサイトに俺んちの情報いっちまったか?とさほどきにせず、つかえる腹(自分の)にまたイライラしながら「っしょ」とお決まりの声を出し、段ボール箱をとり戸を閉めた。



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