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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第6章 願い事~海斗~

俺は決意を胸に、莉愛菜に告げた。
莉愛菜の願いを叶えるのは、神じゃなく俺だ。
それにあれは莉愛菜が決めた事。
莉愛菜の決定事項に逆らうつもりは毛頭ない。
将来、俺達が結婚したら、神が叶えた事になるのか?
なんだかそれも癪だな。
だが、俺の言葉に瞳を潤ませる愛しい人の顔を見ていたら、そんな俺の気持ちも綺麗に浄化されていくようで。
莉愛菜が神に願うなら、
このたくさんの星たちに祈るなら
俺も願おうか。
”本当に叶えて欲しい願い事なら、きっと叶えてくれるよ”
あの時、泣く莉愛菜を慰めるために言った言葉を思い出す。
俺が莉愛菜から離れる事は無いし、莉愛菜を手放すつもりも毛頭ない
だが、俺たちの未来が確信に変わるなら
信じた事のない神も信じてみよう
一度くらい、不確かな迷信に祈るのも
神や星たちに願うのも悪くない
きっと俺も願ったら、莉愛菜は喜ぶだろ?
キスをして、涙を拭うと莉愛菜が潤んだ目で見上げた。

