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甘いキスを永遠に
第11章 元哉執事
家に着くと、元哉は私を椅子に座らせた。


「麻実様、今日はお疲れの様ですから、元哉執事がお世話致します」


そう言って本物の執事のようにお辞儀をして、ニコッと笑った。


へっ?


キッチンで私のエプロンを巻き、冷蔵庫から材料を取り出し、恐ろしい程の手際の良さで調理し、私の前に有り合わせの材料とは思えないご馳走を並べた。


「どうぞ、お召し上がり下さい」


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