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甘いキスを永遠に
第46章 母の病
「元哉…私帰る…
実家に帰って、最後までお母さんの傍に居たいの。
お母さんの娘でいたいの。
残りのお母さんの時間で親孝行したい」
「そうだな、麻実の悔いのないようした方がいい。
お母さんも麻実が居れば少しは元気になるだろう」
「この先見えないから、仕事も辞める。
アパートも引き払うつもり…
元哉は…」
「俺の事は気にしなくていいから、麻実の思うようにしろ。今はお母さんの事が最優先だ」
元哉の言葉が力強く、私はとても心強かった。