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甘いキスを永遠に
第64章 こんなもんか…
麻実は庭で洗濯物を干している。


青空を仰ぎながら、鼻歌を歌ってる。


忙しくても陽気だな。


悔しいけど、そんな麻実の姿愛しいよ…

「行ってきます」


「行ってらっしゃい。後でね~」


麻実はデカい声で返事した。


俺はゴミ袋持って玄関を出た。


潮の香りがした。


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