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甘いキスを永遠に
第64章 こんなもんか…
午前11時きっかり、麻実は裏口から入ってくる。


「おはよー」


「「おはようございます」」


元気に太一郎と孝之は挨拶した。


麻実は新しい着物を着ていた。


おい、いつ買ったんだ?


まあ金はあるからいいけどさ、先に見せてくれたっていいじゃないか。


麻実に合う淡い紫だな。


髪をあげたうなじがキレイだ。


俺はチラリと見てから仕事を続けた。


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