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甘いキスを永遠に
第67章 たまには
園内に入るとバラは満開で見頃だった。


色とりどりの品種のバラが私が一番とでも言うように咲き誇り、甘い濃い香りを放ち誘惑していた。


「キレイ…」


「麻実ちゃんにピッタリだろ?」


元哉がニッと笑うから、照れくさくなって体を当てたら、そのまま肩を抱かれた。


私達はバラ園をノンビリ二人きりで歩いた。


久しぶりだった。


二人きりでこんなふうにノンビリ歩くのは。


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