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甘いキスを永遠に
第69章 星降る夜に
「さみ…」


そう言いながら、フロントガラスが結露が溶けるのを待った。


「麻実…」


「ん?」


「寒いね…」


「うん…」


元哉は私の肩を引き寄せギュウッと抱きしめた。


「やっぱり麻実ちゃんあったかい」


「元哉もね」


元哉の体からジワッと温かさが伝わった。


フロントガラスが下からジワジワと外を映し出してきた。


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