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甘いキスを永遠に
第78章 危うい二人
その日の夜、私がアイロンを掛けているとソファーでテレビ見ながらビールを飲んでいた元哉が話しかけてきた。


「麻実ちゃん」


「なに?」


私はアイロンを掛けながら返事をした。


「もうすぐだよ」


「何が?」


私は手を止めて、元哉を見た。


「やっぱり忘れてる」


そう言って笑っていたけど、その笑い顔が何故だか泣き顔に見えた。


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