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第2章 二重性格

「朝倉・・・なんだ、その佐野倉とは、どうなったのか？」

「一応、友達から付き合って貰えるようにしたが？何か」

「目を離さぬようにな」

「何かある？」

「俺だって一時的にこのまま進めるって思ったが、佐野倉の家族にはちゃめちゃにされてな、佐野倉思い詰めて、遣っちゃったんだ、まだ見てないか？手首から肘にかけての傷を、あれからなんだ、あの性格になったのは・・・・」


「酷い・・・僕に見合いしたらどうかと言われたけど、見合い前に無理やり付き合わされた佐野倉の姉との事もあるからな、信じるって難しくなってたんだな」


「佐野倉さんは？」

「朝姿みたが、何か？」

「ならいいんだが」