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溺れる恋は藁をも掴む
第9章 求め合う肌
アキが私の中に入り、
一つになった時、
下半身にアキを感じるこの時間(とき)は、
最高の理解者という名のセフレであったとしても、
そんな事はどうでも良くなれた。
現実にセックスをし、
求め合い、
身体が重なる事実は、
私自身が求め、
この上なく欲しいという気持ちに、
素直になれたのだから。
アキが私の上で腰を振り、
私は揺らされる。
この振動を感じながら、
身を任せる。
私はアキの全てを受け入れる。
脚を開いて上げ、
腰を浮かせ、
アキを奥まで導き、
限界の場所まで辿らせる。
アキにしがみつき、
女の声を上げ、
腕の中で最高を求めて重なり合う。
『女は好きな男とセックスする為に生まれてきた』
香澄の言葉が蘇る。
そうね。
その通りよ。
夢中になるほど気持ちいい。
身体が欲しくなるの。
心が恋しがるから、
アキを求めるの。
コレが欲しいから、
全て曝け出し、
心も身体も真っ裸にされながらも、
本音と向き合いながら私は女になれた。
いつ終わるか分からない関係ならば、
その時まで身体に刻みこんでおけばいい。
アキの身体、匂い、性癖、
セックスで交わされた会話、
繋がった感触。
覚えられるものは、
全て刻んでしまえばいい。
牧瀬晶とセックスしたこの瞬間の全てを。
一つになった時、
下半身にアキを感じるこの時間(とき)は、
最高の理解者という名のセフレであったとしても、
そんな事はどうでも良くなれた。
現実にセックスをし、
求め合い、
身体が重なる事実は、
私自身が求め、
この上なく欲しいという気持ちに、
素直になれたのだから。
アキが私の上で腰を振り、
私は揺らされる。
この振動を感じながら、
身を任せる。
私はアキの全てを受け入れる。
脚を開いて上げ、
腰を浮かせ、
アキを奥まで導き、
限界の場所まで辿らせる。
アキにしがみつき、
女の声を上げ、
腕の中で最高を求めて重なり合う。
『女は好きな男とセックスする為に生まれてきた』
香澄の言葉が蘇る。
そうね。
その通りよ。
夢中になるほど気持ちいい。
身体が欲しくなるの。
心が恋しがるから、
アキを求めるの。
コレが欲しいから、
全て曝け出し、
心も身体も真っ裸にされながらも、
本音と向き合いながら私は女になれた。
いつ終わるか分からない関係ならば、
その時まで身体に刻みこんでおけばいい。
アキの身体、匂い、性癖、
セックスで交わされた会話、
繋がった感触。
覚えられるものは、
全て刻んでしまえばいい。
牧瀬晶とセックスしたこの瞬間の全てを。