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溺れる恋は藁をも掴む
第5章 女心
「おでんじゃなくて、
肉じゃがなんだね」
私も笑う。
香澄が笑顔にしてくれるから。
「昆布だしにしとくよ。
華、
それ以来、アキ君に会ってないの?」
「うん。
お礼のメールはしたんだけど、
俺の方こそ有り難う。
またなって返信が返ってきたんだけど、
その、またなを間に受けていいのか?
悩んだ」
「またなって事は、
また会ってもいいって事だよ。
なら、華から誘いなよ!
これっきりになっちゃうよ?
鉄は熱いうちに打ちまくれ‼︎」
「どうやって?」
「会いたいって、
素直になったらいいじゃん」
「そうよね。
この間は、アキにご馳走になりっぱなしだから、気になっていたんだけど、どうやってお礼したらいいかのかも悩んだ」
「今度は私がご馳走させてでいいじゃん」
「……うん
そうメールも返したんだけど、
気にするなって、
返ってきた。
だからさ、うまく言葉が見つからなくて‥‥‥」
肉じゃがなんだね」
私も笑う。
香澄が笑顔にしてくれるから。
「昆布だしにしとくよ。
華、
それ以来、アキ君に会ってないの?」
「うん。
お礼のメールはしたんだけど、
俺の方こそ有り難う。
またなって返信が返ってきたんだけど、
その、またなを間に受けていいのか?
悩んだ」
「またなって事は、
また会ってもいいって事だよ。
なら、華から誘いなよ!
これっきりになっちゃうよ?
鉄は熱いうちに打ちまくれ‼︎」
「どうやって?」
「会いたいって、
素直になったらいいじゃん」
「そうよね。
この間は、アキにご馳走になりっぱなしだから、気になっていたんだけど、どうやってお礼したらいいかのかも悩んだ」
「今度は私がご馳走させてでいいじゃん」
「……うん
そうメールも返したんだけど、
気にするなって、
返ってきた。
だからさ、うまく言葉が見つからなくて‥‥‥」