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治してあげます
第4章 向日葵
「ぁあ…新菜ぁあっ…抜けえっ」
口から抜いたが、私はそのまま口を開いていた。白いような透明のようなこってりとした欲望の液体が口のナカに広がった。
一滴残らず、喉を鳴らしながら飲み込んだ。思った以上に欲のエキスは甘口だった。
「…新菜は見かけによらず、いやらしいことやるよね」
「そ、そうですかね」
「え、自覚ないんだ?」
いやらしいとはどこのことなのか、新菜には理解しがたいことだったらしい。
「……キスしよっか」
「はい…」
彼との甘いキスは、一度も飽きることなくずっと続けられた。