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第9章 番外編：美雪side

落ち着いた静かな声で訪ねたのは、噂の「川崎学」先生だ。
流石の私ですら知っている。



一番人気だということ。


くりっとしたタレ目がこちらを向いて、

「ここの看護師のお友達ですか。どうもはじめまして川崎です」


と言った。

まさか、言われるなんて思ってもいなくって焦って


「あ、…山城です…」


とあたしらしくない言い方をした。




なんだか、

なんだか…!!


今日、調子狂う!!!